フリーライターへの発注を検討されている、企業のみなさまにお願いしたいこと

いや、そうですよね。「フリーライター」とか名乗られても、どんな仕事をどこからどう頼めるのか、発注するには何をどう準備したらいいのか……はじめてのお客様は、よくわからないですよね。

3年ほど前、お客様の要件整理用にこんなメモを作成したのですが、久しぶりに見返していて、「これでもまだ足りないなあ」と感じたので、改めてご依頼時にお願いしたいことなどを整理してみました。

 

そもそも「ライター」とは

「……そこからかよ!」と思われた方もいるかもしれませんが、そこからなんです。というか超重要事項です。世の中には「ライター」と名乗っている人たちが星の数ほどいますが、おそらくその仕事の幅はどの職業にも負けず劣らず広大すぎて、一目では見渡せないのではないかと思われます。

「ライター」と一口でいっても、得意分野や業界、領域などはもちろんのこと、仕事の仕方、スタンス、レベル、業務の守備範囲まで、本当に一人ひとりバラバラ。

私も、完全に同じ守備範囲の同業者には、未だかつて会ったことがありません。

そのため、たとえば「ライターなんだから取材も当然できるでしょ」「ライターってことはなんでも書いてくれるんですよね」「ここまでは普通のライターならやってくれるよ」などという思い込みは非常に危険です。

スキルやジャンル、みなさまが求めていることとマッチせずにご迷惑をおかけすることがないように、お手数ですが、ご依頼時は情報をできるかぎり共有いただけますと大変助かります。

 

フリーライターに仕事を頼むときに必要なこと

さて、それではさっそくご案内します。

ご依頼を検討されているみなさんは、3つのうちいずれか1つのケースに当てはまるのではないかと思います。基本的に共有いただきたい情報に加え、それぞれお願いしたいことを書きますね。

この情報がないとお返事できません……! 基本情報

 

– 何のためのライティング?

たとえば「パンフレットのライティング」だけだと、どんな用途で使うものなのかわかりません。「採用のため」「社内向けの広報」「会社案内のリニューアル」など、具体的な内容をお知らせください。内容によってはあまりお受けしていないものもあるためです。

“何のために書くか”も、判断基準のひとつ。

 

– スケジュールの目安

よくあるのは、「●月●日に取材できますか?」「とりあえず●ページあるんですけどお願いできますか?」というご依頼。実は、それだけだと困ってしまうんです。

ライターの仕事は、「取材すること」と「書くこと」。それぞれ別の日程調整が必要です。

かろうじて取材日が空いていても、執筆にかかる時間を確保できるとは限りません。そのため、かならず取材時期と納期(提出希望日)がいつになるのかお知らせください。はっきりとお決まりでない場合は、大体どのくらいの時期に動きそう、という目安だけでも大丈夫です。

*「どれくらいかかるか知りたい」という方は、その旨をお知らせください。

ライターのスケジュールをおさえるには、「2段階」必要。

 

– 作業ボリューム

とても重要な情報です。ざっくりと「サイトのライティング」「パンフレットのテキスト執筆」だけだと、一体何ページ分、何文字分のテキストを書けばいいのかわからず、ただしいお見積やスケジュールの確保ができません。

「大体何ページ」「何文字くらい」と、執筆する必要がある分量をお知らせください。何か見本などをお送りいただくとわかりやすいです。

1ページでいいのか、100ページあるのか。それは切実な問題。

 

– ご予算

原稿執筆にかかる大体のご予算がお決まりの場合は、ご遠慮なく共有ください。ライティングの相場は、あってないようなものです。ライターによって、見積額も異なるでしょう。

どうしても費用感が合わない場合は、残念ですがお断りするケースもございます。お話が進む前に、必ずすり合わせをさせてください。

*「概算のお見積がほしい」という方は、その旨をお知らせください。

相場はない。事前に、双方が納得できるかどうかがすべて。

 

A : 仕様もスケジュールもバッチリ決まってるよ! という方

すばらしすぎます。ではこちらのメモを参考に、必要情報をお手元にご用意ください。御社やご担当者様の連絡先なども忘れずにお願いします。


B : 決まっているのは大枠だけ。あとどうすれば……?

「サイトをリニューアルすることは決まってるが、細部はまだ……」「パンフレットを作るのって、どうすればいいの?」こうしたパターンも、けっこう多いのではないかと思います。

「企画や構想段階から相談したい」「デザインをどうしたらいいかわからない」など、ライティング以前のところからお手伝いするケースも多々あります。その場合は、「企画から相談希望」など、ひとこと添えてお問い合わせください。

また、依頼時はできる限り以下の情報をお知らせくださいね。お電話等でお話をうかがったのち、参考お見積やスケジュール、お手伝いできる範囲をお知らせします。

制作物の目的:なんのために作るのか、どんな成果を得たいのか

スケジュール: いつまでに完成し、いつ頃から使用したいのか

ボリューム、内容 : 決まっている範囲でイメージを共有ください

 

C : すぐに依頼をしたいわけではないんだけど……。

基本的には、具体的な案件のご依頼を優先させていただいております。ただ、長期的なプロジェクトや、定期的なご発注をご検討の場合など、事前に顔合わせが必要な場合はおうかがいいたします。

お問い合わせの際は、以下の項目をお知らせくださいませ。

御社(もしくはご担当部署)の概要について

ご依頼いただく可能性のある案件、プロジェクトはどんなものが想定されるか

書き手に期待されること、求めることは何か(もしくはどんなことにお困りで、私がどんなところでお役に立てれば、ご負担の削減になるか)

 


不明点は、どんどんご質問ください!

「どこからどう問い合わせていいかわからない」とお悩みの方は、ひとまず一度ご連絡ください。できる限りのことにはお答えしますし、逆に私ではフォローできない場合は、無理に営業などをすることもありません。

企業活動のなかで、「書き手」がお役にたてるシーンはさまざまあると思っています。

そんなみなさまの、一助になれたら幸いです。

 

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