【読書memo】今年出逢ったすてきな本5撰(2013)

読書の履歴から、その1年の自分がみえてくるーー。

……と、思います。たぶん。

私は中学生の頃から、読んだ本をメモる習慣があり
数年前からはブクログのアプリを利用して記録をつけています。

それを眺めながら改めて、
自分が今年出会って影響を受けた本を振り返ってみました。

選んだ基準は、この2点を満たすこと。

①2013年に初めて手に取って、読み終えたこと
②読んだ後「これから」の行動が広がったこと

特に②がポイントですね。

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001「ライターとしての仕事に役立った本 」

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)
古賀 史健
講談社
売り上げランキング: 8,109

 

30歳・職業ライターだけど読んでよかった文章講義。著者の古賀史健さんを知ったのは、Webマガジン「cakes」初期のインタビュー記事でした。「キレのある質問する方だなあ!」と感銘を受け、この記事をきっかけに、その後のcakes連載も勉強のため&楽しく拝読しています。

▼cakes
コルクの船は世界へ漕ぎだす——佐渡島庸平インタビュー

「書くことをやめて、『翻訳』する」(これはほんとその通り!と思わず膝を打った)
「文体とは『リズム』である」
「構成は『眼』で考える」
 などなど・・・

文章が苦手だと思っている(思い込んでいる)人はもちろん、プロのライターであっても改めて「文章を書く」ことを体系的に見直す、意義のある一冊だと思います。

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002「その教養の深さに憧れを抱いた本 」

 

日本人へ 危機からの脱出篇 (文春新書 938)
塩野 七生
文藝春秋
売り上げランキング: 2,986

 

ご存知『ローマ人の物語』著者の塩野七生さん。現代の政治情勢などについて、大局を鋭く、的確に見据える視点と、教養深く品のある文章に惚れぼれ。「歴史を学ぶ」ことの意義は本来、こういう見識を身に付けることにあると思うんですよね・・・(私もできてないけれど)

これまで古代ヨーロッパの歴史にはあまり興味がなかったのですが、これを機に『ローマ人の物語』(文庫版全43巻)を読もうと決意しました。今年は5巻くらいまでしか読めなかったので・・・来年の目標・全巻読破!

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003「今まで読んでなかったことを激しく後悔した本 」

 

大穴 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 12-2))
ディック・フランシス
早川書房
売り上げランキング: 120,742

ずっと前からこのシリーズのことは知っていたのですが、「別に競馬興味ないし・・・」という理由だけで手を出していませんでした。それが今年、ついに作品を手に取ったきっかけは、このブログ。

▼翻訳ミステリー大賞シンジゲート
初心者のためのディック・フランシス入門—五代ゆう

この40冊ある小説を勧められてドン引きしたという新人小説家に「なんでやねん!!」と心から突っ込み、とつとつと綴られた五代さんの熱い想いにぐっときて、まずは『大穴』を購入。・・・あっという間に読了した後、私は思わず頭を抱えました。「なんでこんな面白い小説を今まで避けて生きてきたんだ!?」って。(大真面目)

『この世にまだ読んでいないおもしろい本が少なくともあと
四十冊あるということは実にすばらしいではないか』
(ブログより)

いやーほんと素晴らしいです。来年の楽しみが増えました。
ディック・フランシス40冊分の至福の時間が。

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004「これからの生き方について考えた本」

 

ひとの居場所をつくる: ランドスケープ・デザイナー 田瀬理夫さんの話をつうじて (単行本)

通算20回くらいは読んでる!? チャンドラーの長編小説は、近年村上春樹さんの訳が次々と刊行されていますが、結局どれを読んでもここに戻ってきます。清水俊二さん訳の『さらば愛しき女よ』、何十回読んでもしびれる名作・名訳。勝手に殿堂入り!

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以上、2013年の勝手な読書記録でした!
来年も出来る限り濃ーい読書体験を続けていきたいと思います。

それではみなさま、よいお年を~