「長い文章は読まれないから」という言い訳

パンフレットやWebをつくる仕事をしていると、よく「長い文章は読まれないから、簡潔によろしく」って、言われます。「今の若いコは、文字読まないからねぇ〜」「とにかく写真メインで、楽しそうな雰囲気になればいいです」……。

 

確かにだらだらと長いだけの文章の場合、見た瞬間に読む気が失せる、という心理がはたらくのは当然。活字中毒気味の私ですら、そういうときもあります。何が言いたいのかさっぱりわからない長文の文章なんて特に、自分でリライトしたくなるときも多々あります。(職業病)

 

でも、いろいろなところであまりにもそう言われすぎて、ふと疑問に思うわけです。

「長い」から読まれないんじゃなくて、
そもそも「興味ない」から読まれないんですよ?

 

興味をひくために、入口は簡潔な文章にすることは確かにあります。でもそれが、「長いと読まれないから、とにかく短く!」という風に、本質的なところがすり替わっていることがとっても多いです。

 

「知らない人に伝えるために、簡潔に魅力を伝えるにはどうしたらいいか」と考えるのと、「どうせ長い文章なんて読まれないのだから、とにかく雰囲気よさげに作っとけばいい」というのはまるで違います。結果的に「簡潔な文章にする」というところは同じであっても、意思の在り方としては雲泥の差。

読む側の人をバカにしていては、伝わるものも伝わらないと思うんですよね。